東京都大島町教育委員会様の想い
東京都大島町教育委員会様は、各教科の教科書がデジタル化される中、副読本も改訂の時期を迎えることもあり、教科書と同様に利用可能なデジタル副読本への切り替えを考えられました。
社会科デジタル副読本を通じて、子どもたちにこれまで気付かなかった大島の魅力を「発見」してもらい、もっと深く故郷を知ってもらうことを目的としたい。との想いがありました。
改訂時期を迎えるにあたり、課題となったのは制作期間でした。
社会科副読本改訂委員会でデジタル化が正式に決定されたのは11月。その後、各学校の先生方の意見を取り入れ、紙面データが仕上がるのが2月。そこからデジタル化を行い4月から活用したいとのご要望でした。
このように制作時間がない中でも「デ知タル図鑑」ならば、PDFデータがあれば迅速にデジタル化対応できること。また今後改訂時にコンテンツなどを付加し充実させることも可能であることを説明させていただきました。今回、教育委員会様と打ち合わせを重ね、時間を優先し最小限の機能を搭載することで決定いたしました。
結果的に3月中には納品が完了。1ヵ月という短期間で仕上げることができ、4月からの社会科デジタル副読本の利用開始に間に合わせることができました。
今回、社会科副読本をデジタル化することで、今までかかっていた印刷や配送コストを削減し、編集(制作)に時間を費やすことができ、納品までの時短にも成功されました。子どもたちが同時にアクセスしてもスムーズに閲覧することができ、「ストレスなくデジタル副読本を利用することが可能になる。」と喜んでいただくことができました。
今後は、動画やWEBリンクなどデジタルコンテンツの搭載も検討されることで、子どもたちがより楽しく学べる社会科デジタル副読本へ進化することが期待されます。